万年筆とインク
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表紙

第10号 特大号
1999年9月28日 発行

発行

万年筆博士
発行者

山本雅明
企画・編集

ザウルス
あやしい編集長

徳持耕一郎

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■チョット気になるエボナイトの曇り


出来上がって届いた時には黒々とした艶のエボナイトが何年か経って灰色に曇ってしまった。
これはよく受ける質問です。

ご存知のようにエボナイトは生ゴムに硫黄(イオウ)を加えてつくられる、一種の硬質ゴムです。特長は、手にフィットして丈夫な材質ではありますが、水気とか光で表面に硫化イオウの被膜をつくり、それが曇り変色の原因となることが欠点でもあります。

一番理想的な使い方は、「毎日肌身はなさず使う」ことです。手の脂と摩擦で黒光りして本当の使い込んだ艶が出ます。次に、あまり使う機会がないという方の場合、軟らかい布で磨いて、ペンケースに入れ、湿気や光にふれないようしまっておいて下さい。

曇ってしまったら、ご面倒でもHAKASEまで送って下さい。表面の被膜をサンドペーパーで落とし、バフ磨きをかけますと元どうり光沢が出ます。でも一回きりにして下さい。何故なら、ペーパーがけするため、ヤセ細ってしまうからです。

その点、セルロイド、水牛、パープルウッドは褪色せず使う程に艶が出る素材です。


万年筆博士



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