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第10号 特大号
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1999年9月28日 発行
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発行
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万年筆博士
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発行者
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山本雅明
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企画・編集
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ザウルス
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あやしい編集長
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徳持耕一郎
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■一人占めできないこの感動
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『気が向いたら出すということにして行けるとこまで行って見よう』『そうですネ。あとは、お客様の反応次第ですから・・・』
平成2年の暮れ、湯豆腐を前にコップ酒を傾けてHAKASE通信創刊号が誕生しました。
その当時、お客様から寄せられた熱いメッセージが120通、ファイルにして2冊でした。今ではそのファイルも50冊です。
私は30年近くこの商売にたずさわって来ましたが、前半は苦しみの連続でした。万年筆屋をたたんでしまおうとさえ考えてたこともありました。でも後半の15年は感動と喜びの連続です。自らを果報者と思います。
お客様から『有難う』と言われて、これほど商売冥利に尽きることはありません。沢山のお客様からいただいた感動を一人占めには出来ないという想いがHAKASE通信を生み出す原動力でした。そして想いを形に表現してくれたのが、あやしい編集長の徳持耕一郎さんです。
今は、よくここまで続いたものだと自分で感心するばかりです。そして、これからは、いい話ばかりでなく、辛口の話、耳の痛い話も載せて初心を忘れないようにしたいと思っています。
皆様に心より感謝申し上げます。
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■皆さんのお便りが作らせるHAKASE通信
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HAKASEに立ち寄る度に見せてもらっていた皆さんのお便り。それが何百通にもなり、その内容にいつも感動していました。多くの方の人生の中に「万年筆」にまつわるエピソード、小説といってよい程のドラマの多いこと。
親子、祖父母、友達、恩師、恋人同志・・・など、その間柄はいろいろです。それを是非全国の皆さんにもご紹介したいと発刊したのがもう8年も前。
来年ご結婚が決まった若いカップルから最近こんなお便りをいただきました。
「これまで交際中に、お互いを理解し合うために、話し合い、時にはケンカもしました。そして、よく日記や手紙に、口では言いにくいことも綴って来ました。それが私達の場合、より深く理解し合えた要因でした。これからも、喜びや苦しみを綴り、一緒に歩んでいこうと誓いました。HAKASEの万年筆で綴っていこうと。」
そういって、オーダーされました。嬉しいお便りです。
HAKASEの注文書は、書きぐせのカルテです。お便りは「心模様のカルテ」であり、それが山本社長や田中晴美さんの中に記憶され、作る時、一本一本に「想い」が込められるのだなァと感じています。
「いつ出るとも知れない」をモットーに編集して来た通信をこんなにまともに発行し続けて来た山本社長とHAKASEのスタッフの継続の力に頭が下がります。
これからも「あやしい編集室」にふさわしい通信を発行して行きたいと思います。
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