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第3号
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1992年1月1日 発行
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発行
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万年筆博士
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発行者
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山本雅明
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企画・編集
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ザウルス
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あやしい編集長
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徳持耕一郎
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■田中晴美さんの一言
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私がこの仕事(万年筆博士入社)入りした昭和27年頃の筆記具の主流は、万年筆でした。当時は、エボナイト・セルロイドを中心にしたインク量の多いインク止め式(スポイトでインクを入れる)・テコ式・自動吸入式(いずれもゴムチューブ内蔵のもの)を製造販売しておりました。
インクは主にブルーブラック、手紙・書類もすべて万年筆を使用しておりましたので、当時数の少なかった14金ペン付きから耐酸ペン(メッキペン)まで多数でておりましたが、毎日良く使われるため?か、インク量が少なくなった時のボタ落ちなどの他は、あまりトラブルはなかったように思います。
もっとも当時は現在と違い紙の種類も少なく、いわゆるザラツキの紙と和紙系でしたので、インクの付き具合も良かったのかも知れません。
その後、ボールペンの普及とプラスチックで大量生産のメーカーもの時代を向かえインクもスペヤー式となりましたが、その後、徐々に万年筆の愛用者が減少し、又、紙も変わってきました。
現在では、ワープロ、印刷技術の工場でほとんど万年筆を使用する機会が少なくなり、たまに使用しようと思えばインクが乾燥して固まりすぐに使えません。これは、日頃使用されないためで、やはり真心を伝えるお手紙などは、万年筆を使って書きたいと言われる人が少しずつではありますが増えつつあります。
市販の万年筆は不特定多数の方々用に作られておりますので、自分に合ったものを買い求めるのが大変です。
又、一口に紙と言いましても、和紙及びその系統、洋紙、加工紙など多種になりますが、どれも万年筆専用ではありませんので、オーダー受注時に使用される用途をおたずねしますが、お手紙(和紙系が多い)原稿用紙、手帳用その他で、書き味はもちろんインクの流れを考えて行く必要があります。
そこで、当社のオーダー万年筆の特長の一つでもあります使用目的、筆圧の強弱、角度等に応じてその他の紙にも通用するように、だいたい5〜6種類の試筆用紙を使い、インクので具合を調整して仕上げて行きますので、一番大切で又神経を使う仕事となります。
細字から中細位までは、あらゆる紙にも使用OKですが、中字、太字となってきますとインクを良く吸う紙、スベリすぎる紙ではペン先の加工方法が変わりますので、インクの部分かすれが起きやすいために特に気をつけて仕上げます。
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